2016.2.14 運転免許証を返納
自分ではそうとは思っていないが、世間で言われる高齢者という歳になり、車の運転免許証を返納した。
高齢者がブレーキとアクセルペダルを踏み間違えたり、高速道路を逆走したりといった事故が、しばしばニュースになっている。年を重ねると、判断力や反射神経が鈍ってくることは否めない。そこで、思い切って車の運転を卒業することにし、免許証の返納ということになったわけです。それとともに、長年愛用した高齢の車も手放した。
車も免許証もなくなってしまったが、都会に住んでいる分にはあまり不便は感じていない。でも、車での旅が出来なくなってしまったことがちょっと寂しい。
振り返ってみると、会社を定年退職してからのこの10年間、北は宗谷岬から南は九州佐多岬まで日本列島をあちこち車で旅をした。長いときは2〜3ヶ月間の旅、いろんなことがあったけれど面白かったなぁ〜〜。
生意気な若い警察官をいじめたこと、シーカヤックで日本一周中の若者とのふれ合い、キタキツネを轢いてしまったこと、屯田兵の子孫・アイヌのお婆さんとの会話。数え上げたらキリがない。
車がなくなった今は、時どき、鉄道・バスでのわずか数日間の旅となったが、これはこれで、車での旅では味わえない違う楽しさがある。造り酒屋の蔵元を訪れて試飲をしたり、列車の車窓からの風景を眺めながらその土地の地酒を飲んだり、楽しみは尽きません。
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