徒然なるままに 17

つれづれなるまゝに 日くらし
PCにむかひて 心にうつりゆくよしなしことを
そこはかとなく キーを叩きつくれば
あやしうこそ ものぐるほしけれ




2016.1.24  瀋秀園
 前日から比べると気温も高く風もなくウォーキング日和なので、妻と川崎大師まで歩いて行った。1時間で着いた初詣の名所・大師は、1月も下旬になったというのに初詣客で賑わっていて、だるま屋や、くずもち屋は繁盛している。
 大師平間寺から数分の所に中国庭園がある。この庭園は川崎市と中国の瀋陽市が姉妹都市提携したのを記念して、瀋陽市から寄贈されたものです。石組や建物の色彩絵柄などは瀋陽市の庭園技術指導団の指導によって造られたものです。 






2016.1.14  成田山 新勝寺
 佐倉の武家屋敷を見てから、少し足を延ばして初詣の名所・成田山新勝寺へ行ってみた。
 年が明けて1月も半ばになったのに、新勝寺は多くの参拝客で賑わっていて、香閣の煙を浴びている人が大勢いる。この煙で心を清めを身体の痛い部分や具合の悪いところにあてるとご利益があると言われているそうです。   



そして、門前の通りには托鉢の僧がお経を唱えていました。






2016.1.5  結城紬
 JR宇都宮線・水戸線を乗り継いで結城駅に着いたのは朝10時だった。駅前の観光案内所で入手した市街地の地図には、結城紬で栄えた明治から昭和初期に建てられた店蔵が丁寧に案内されている。この地図を片手に歩き、20数軒の見世蔵の写真を撮った。
 一通り写真を撮ってから「本場結城紬・郷土館」へ入った。ここは機織りの実演を見学出来る所で、予約をすれば機織りの体験も出来る所です。館員が製造工程を説明してくれ、展示してある紬の製品についても説明してくれたが、製品の撮影はダメでした。






2016.1.4  初 詣
 直ぐ近くに初詣の名所・川崎大師があるのに、未だ混んでいるだろうからと江の島の神社へ出かけた。ところが、さすがに観光名所なので江の島も混んでいた。
 江の島にある3っの神社を総称して江の島神社と呼んでいて、先ず辺津宮へ行ってみた。ここはかなりの人が並んでいる。さらに石段を上って次の中津宮へ行く。辺津宮ほどではないがやはり列を作っている。3番目の奥津宮は列が前2寺に比べると参拝客は少ない。江の島の3つの神社をお参りしたが、上に上がるほど参拝客は少なくなっていた。



 この後、江ノ島ヨットハーバーへ久しぶりに行ってみた。沢山のヨットが係留されている。次の東京オリンピックでセーリングが行われる所だ。






2015.11.18  荒船風穴
 上信電鉄下仁田駅からタクシーで30分程走った標高800m余の山間に風穴がある。風穴は、一般的には天然の冷風が吹き出す洞窟や岩場を指している。
 蚕種(蚕の卵)のふ化は春に年1回だけである。現在なら冷房設備によってふ化の時期をずらすことが出来るのだが、明治時代には電気設備がなかった。人々は風穴の冷気を利用することによってふ化時期を調整することを考えた。これによって1年に5〜6回も養蚕を行なえるようになり、生糸の生産量を大巾に増やすことが可能になった。
 ここには3基の風穴があって、今は石垣が残っているだけだが、実際に使われていたときは木製の屋根がかかっていたと、下仁田町の職員が説明してくれました。









2015.11.17  富岡製糸 工女のお墓
 昨年、世界遺産に登録された富岡製糸場 大変な人出であり、付近のお店も大繁盛で世界遺産登録の効果は絶大だ。 町の経済は潤っているようだ。
 製糸場からほんの10分程歩いた所に龍光寺というお寺がある。静かなお寺で人の気配がない。でも、境内は綺麗に掃き清められている。
 富岡製糸場には、北海道から九州まで日本各地から工女が来ていて、製糸技術を習得して帰郷してからは指導者として活躍した。しかし、不幸にして病に倒れ異郷の地で若い命を落とした工女もいた。
 龍光寺にはそんな工女30人が葬られている。墓石はかなり古びれているが、今でも生花が手向けられていました。明治期に日本の絹産業の一翼を担い20歳前後で亡くなった工女の墓に手を合わせました。









2015.10.29  葛飾 柴又
 久しぶりにフーテンの寅さんの故郷 柴又へ行ってきました。
     
私 生まれも育ちも葛飾柴又です。
     帝釈天で産湯をつかい、姓は車 名は寅次郎。
     人呼んでフーテンの寅と発します。 寅次郎

 寅さんが産湯を浸かったという柴又帝釈天は相変わらずの賑わいでありました。
 柴又駅前の広場では寅さんの像があの姿で出迎えてくれる。帝釈天に続く参道には「とらや」を名乗るだんご屋が店を構えていて、草だんごが店先に並んでいる。
 帝釈天の山門を潜ると、正面に帝釈天の本堂、見事な彫刻が施されている。七五三参りの親子三代が手を漱いでいる。ふと見ると着物を着た男の子の足元は運動靴だ。まあ、そんなことはどうでもよいことだ。親もおじちゃんおばあちゃんも嬉しそうだ。



山門の前では、お坊さんがケイタイを手に何ごとか話している。







2015.9.4〜5  足助の旅籠「玉田屋」
 紅葉の名所として名高い香嵐渓 そのすぐ近く徒歩数分の所に、尾張と信州を結ぶ伊那街道の宿場足助がある。
 ここに江戸時代末期に建てられた旅籠が今でも旅館を営んでいる。約180年になる宿は江戸時代の風情そのものであり、昔の旅人が草鞋の紐を解いた上がり框で靴を脱ぎ、急な階段を上がって通された部屋は天井が低い。昔の人が小さかったためだけではなく、刀での斬り合いが出来ないようにもなっているそうだ。
 部屋には電気の配線を這わせてエアコン・テレビが設置してあり、棟続きのトイレはウォシュレットだった。人手がないことから夕食は近所の食事処を予約してくれました。
 今年早春に、東海道赤坂宿の大橋屋に泊まったが宿の風情は同じである。大橋屋はこの3月に廃業して歴史史料館になってしまったが、このような旅館はそのうちに無くなってしまうのだろう。   






2015.8.25  筑波リンリンサイクリングロード
 茨城県桜川市真壁の古い街並みを観たかった。
 真壁は電車・バスの便が全くなくて、公共交通機関から見放された陸の孤島。昔はJR水戸線岩瀬駅と土浦駅の間を関東鉄道の電車が走っていて真壁に駅があったが20年前に廃線になってしまった。現在では、頼るのは岩瀬駅からのタクシーだけだが、往復1万円近くもかかる。2〜3人ならともかく、一人では高すぎる。
 ネットで調べたら、関東鉄道の廃線跡に岩瀬から土浦までの40Kmにサイクリングロードが設けられている。しかも、岩瀬駅前で桜川市がレンタサイクルを無料で貸し出していることが分かった。自転車はママチャリだが変速機も付いている新品だった。
 真壁まで約10Km 筑波山を正面に見ながらのサイクリングは快適そのもので40分程で着いてしまった。真壁の町並みの写真を撮ってから、食事をしてコーヒーを飲んだ後、再び自転車で同じ道を岩瀬までサイクリングした一日でありました。


正面に見える山は筑波山





2015.8.12  JFEの工場見学
 川崎市扇島のJFEスチール京浜製鉄所の工場見学に行ってきた。
 溶鉱炉は見学用のマイクロバスの車窓からだったが、高炉から流れ出た1,200℃の鋼を薄く延ばす圧延工場では約700mの見学者用通路から見学。熱気と蒸気と音がものすごい。作業員は管制室で制御していて、工場内はオートメーション化され、この広い圧延工場を操っているのがたったの4人と言うのが驚きだ。4交代で24時間操業とのこと。
 工場内は建物の内外を含めて全て撮影禁止。企業秘密の塊りなのだから止むを得ない。翌々日に、運河を隔てた東扇島の海釣り公園へ行き、JFEのシンボルとも言われる溶鉱炉の写真を撮ってきました。







2015.8.8  川崎山王祭り
 東海道53次 川崎宿は、江戸日本橋から数えて2番目の宿場である。その川崎宿の本陣があった所から少し行った所に稲毛神社がある。稲毛神社の創建年代は定かではないが、ご神木の大銀杏の樹齢が1000年と推定されている。
 この稲毛神社の祭りは川崎山王祭りと呼ばれていて、数年前までは8月1〜3日の3日間だったが、ここ数年は8月第1週・第2週の土・日曜日に行われている。これも時代の趨勢というものなのだろうか。
 「エイサー ホイサー」の掛け声で練り歩く神輿の渡御はなかなかによいものだ。 







2015.8.4〜5  長岡 鏝絵の蔵
 長岡の花火が日本三大花火に数えられていいることは聞いていたが、長岡駅に降り立ったら花火大会の幟がはためいている。前日の8月3日が花火大会の日だった。
 でも、今回の長岡行きは花火が目的ではない。長岡市郊外の摂田屋地区の古い町並みを見ることだった。特に、サフラン酒本舗の蔵を見たかった。蔵は数棟残っていて、見事な鏝絵が施してある。最初にこれを見たとき、漆喰で形を作ってその後に彩色していると思った。しかし、色を付けた漆喰を捏ねて造っていると、家人が説明してくれた。それにしても見事な造りでありました。  







2015.7.23  深川不動堂
 夜来の雨が朝方に上がり薄日さえ見える。前日は35度の猛暑だったが、この日は気温30度。たった5度低いだけだが、体が感じるのはもっと低く感じる。
 そんな散策日和の日に東京の下町 深川の深川不動堂へ行ってみました。不動堂では一日に何回か護摩焚き修行が行われている。護摩木は買わなかったが、この修行を見てみた。修行は大きな太鼓の音で始まった。腹に響くような大きな音で思わず身体がピクッとしてしまったが、隣りに座った外国人も同じようにピクッとしていました。 (残念ながら、堂内は撮影禁止でした。)


不動堂の外観 真言梵字壁




一心にお参りする女(ひと)





2015.7.17  ハス
 自宅近くのお寺の境内のハスの花が今年も開いた。毎朝、早朝に出かけて3日目にようやく朝日に透けるピンク色の花を撮ることが出来ました。よくハスの花が開くときにポンという音がするというが、その音を聞くことは出来なかったです。