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( 岐阜県美濃市 平成28年3月2日 )
| 美濃和紙と石州半紙、細川紙の3っの和紙が、2014年にユネスコの無形文化遺産に登録された。 美濃は江戸時代から和紙の産地として栄えた。その背景には良質の原料と清流の恩恵に浴したことによる。和紙を扱い財をなした商人たちが築いた町家が現在でも残っている。一帯には屋根に「うだつ」が上がる町家が続き当時の繁栄ぶりを示している。 |

うだつが上がった町家の町並み

紙問屋

往時の消防ポンプを載せた大八車

うだつが上がった屋根 と 犬夜来(いぬやらい)

大石華表堂

和紙問屋 旧今井家

表通りの横の通り

表通りの横の通り なまこ壁と犬夜来

時代軒菓舗

豆吉本舗 山本屋

そば屋

そば屋 自転車がいかにもレトロ

喫茶店

| うだつ 慣用句「うだつが上がらない」の語源とされていて、卯建・宇立などの字が当てられている。 隣りの家との間の屋根を少し持ち上げて火災のときに隣家からの延焼を防ぐためのものだった。その後、装飾的な意味合いに重きが置かれるようになり、商家は競ってうだつを上げるようになった。 うだつを上げるにはそれなりの出費が必要なことから、これが上がっている家は裕福な家に限られていた。これが「うだつが上がらない」の語源の一っとされている。 犬夜来 (いぬやらい)町家の表部分にある、ゆるやかなカーブを描く垣根のことであり、語源はおそらく犬や猫などの小動物が軒下に尿をひっかけないようにするための装置ということのようです。 |