伊 香 保


草津温泉と並んで群馬県を代表する伊香保温泉は、
上毛かるたでは「伊香保温泉日本の名湯」と歌われている。

( 群馬県渋川市 平成28年7月21日 )



 急傾斜地に造られた石段の両側に温泉旅館、みやげ物や、遊技場(射的等)、飲食店が軒を連ねている。365段の石段は温泉街のシンボルであり、この界隈は石段街と呼ばれている。
 石段の下には源泉が流れ、小間口と呼ばれる引湯口から各旅館に分湯されている。




365段の石段を登り切った所にあるのが伊香保神社
主祭神は大己貴命と少彦名命の二座で、温泉と医療の神を祀ってあるそうです。




伊香保関所
 伊香保温泉石段上り口の右手に関所(伊香保口留番所)が復元されている。
嘉永8年(1631)幕府の命によりこの地に設置された関所を復元したもので、当時の関所は間口五間、奥行三間の約15坪藁葺き屋根の建物で、周囲に柵が巡らされ東西に門扉が設けられていた。
 
 当時、高崎から渋川を経て越後に至る三国往還にあった杢ヶ橋関所が吾妻川の増水でしばしば通行出来なかったことから、渋川から伊香保を経る三国街道裏往還が利用された。また、湯治に訪れる人も多かったのでその要所として伊香保に関所が置かれていた。 
 明治2年の新政府誕生と共に関所廃止令によって閉所となるまでの間、約240年に渡ってその役割を果たしていた。






ハワイ王国公使別邸
 伊香保関所の向い、道路を隔てた所に、ハワイが独立国だった当時の公使の別邸が復元されている。
 ハワイ王国はカメハメハ1世によって1795年に建国を宣言したが、1959年にアメリカ化合衆国領としてハワイ州の成立によってカメハメハによるハワイ王国は無くなった。
 この建物は、ハワイ王国の駐日公使が明治31年(1898)まで所有し別邸として利用していた。



別邸の庭園



伊香保ハワイアンフェスティバル
 渋川市はハワイ州と姉妹都市提携を結んでいてハワイの伝統文化を紹介するなどしている。
 たまたまこの日は、その一環で石段街ではフラダンスのフェスティバルが行われていた。東京や千葉から来たフラダンス好きの昔の乙女が大勢踊っていました。





石段の湯
 伊香保の語源はアイヌ語のイカホップ(暖かい湯)だと言われている。万葉集や古今集にも名前が登場するほどの古くからの温泉です。
 石段街にある渋川市営の立ち寄りの温泉「石段の湯」は温泉の注ぎ口が鉄錆色に染まっていていかにも温泉らしい。泉質は硫酸塩泉だが、鉄分が含まれているため空気に触れて温泉は茶褐色になっている。




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