古  河


( 茨城県古河市  平成28年3月30日 )

 JR上野東京ラインに乗って1時間半で着いた古河は、昔 古河城があった町です。
 古賀城の藩主は名君揃いだった。城主 土井利勝は領内巡視の際領民が貧しいことを知った。そこで、江戸詰めの家臣に命じて江戸市中に捨ててある桃の種を拾わせて、それを古河に運んであらゆる所に植えさせた。今、市内には桃の木が多いし市の郊外には大きな桃園がある。
 そして、幕末の藩主 土井利位は雪の結晶の研究家で、この時の家老 鷹見泉石は、蘭学者で国宝の渡辺崋山の肖像画を描いたことで知られている。



鷹見泉石の屋敷


 古河は風格のある町で、古河城があった辺りには古河歴史博物館や古河文学館がある。かって古河城の内堀であった堀は整備されて親水公園になっている。折りしも咲き始めたばかりの桜が綺麗だ。















茅葺き屋根の鷹見泉石の旧居





白壁の塀が美しい武家屋敷の連なり









町人町の商店



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