北海道ぶらり旅

 第 3 週  6/6〜6/12 
 積丹〜小樽〜ニセコ〜室蘭〜千歳〜札幌






 第15日 6月6日(日)  晴れ    走行 110km  累計 2,025km 
 積丹〜余市〜小樽〜余市

日本海に突き出た積丹半島は、奇岩があちこちに見える海岸線が続いていてシャコタンブルーと呼ばれる海がきれいだ。
積丹岬の駐車場に車を置いて、徒歩で島武威隧道を抜けると日本海が広がっていて、眼下には島武威海岸が見える。

島武威隧道を抜けると眼下に島武威海岸が見える


島武威海岸

島武威海岸


義経伝説がある女郎子岩


積丹灯台

ニシン漁が盛んだった頃、富を得た網元達は競って豪壮な住居兼作業場のニシン番屋を建てた。それらはニシン御殿と呼ばれた。小樽祝津岬の高台に建つニシン御殿は7年の歳月をかけて泊村に建てられたものだが、昭和35年にこの地に移築された。




青山別邸もニシン御殿と呼ばれている。安政年間に山形県遊佐町から漁に来た青山留吉が、ニシン漁で富を得て建てたものであるが、現在は「小樽貴賓館」旧青山別邸として公開されている。
なお、本邸は山形県遊佐町で町の管理のもとに公開されている。 → 青山本邸 (9月14日の部分)









 第16日 6月7日(月)  曇のち晴    走行 43km  累計 2,068km 
 余市〜小樽散策〜余市

小樽市営観光駐車場に車を置いて、自転車で市内を散策。奥尻島での自転車に続いて、今回は12キロのサイクリングだった。

小樽運河は沖に停泊する船からの荷役を目的として大正12年に完成した。現在では埋め立てられた部分もあるが、整備されて運河沿いに散策路も設けられている。







「北のウォール街」とも呼ばれ、明治後半から昭和初期にかけて小樽は海外との経済活動が活発で、東京の大手銀行や商社の支店進出が相次いだ。それらの立派な建物が今でも残されている。

安田銀行小樽支店


日本銀行小樽支店


旧北海道銀行本店


明治13年に北海道初の鉄道として開通したのが手宮線。昭和60年に廃線になった後も線路は残され、約500メートルの区間が散策路として整備されている。猫も散策していました。




小樽マリーナの横に石原裕次郎の記念館が建っている。









 第17日 6月8日(火)  晴れ   走行 73 km  累計 2,141km 
 余市〜倶知安〜ニセコ〜真狩村

余市は宇宙飛行士 毛利衛さんの出身地。余市宇宙記念館では宇宙ステーションの模型や宇宙旅行中の衣食住に関する物が展示されている。そして、3Dシアターでは迫力ある映像が映写されている。
宇宙記念館からほど近い所にある余市川温泉は毛利さんの母親が経営しているそうだ。空に向かってスペースシャトルが発射しようとしている。また、宇宙そばやもありました。

JR余市駅近くにあるニッカウィスキー余市工場はニッカ発生の地。赤い屋根と軟石造りの工場や貯蔵庫、手入れの行きとどいた芝生やライラックなどの樹木がきれいです。
工場見学といえば試飲がつきものだが、これは前日夕方10年ものと17年ものを試飲しました。












 第18日 6月9日(水)  晴時々曇   走行 131km  累計 2,272km 
 真狩村〜京極〜洞爺湖〜伊達市

真狩村は歌手 細川たかしの出身地。村の中心地 村役場に近い川のほとりの公園に羊蹄山を背にして歌う像が建っていて、近くの保育園の子どもが先生に連れられて散歩しています。そして、実家の近くには「細川たかしを讃える碑」が建っていました。
公衆トイレに入るとほど良い音量で細川たかしの歌が流れてきて、知内町で北島三郎の「函館の女」が大音量で流れていたのに比べると、好感がもてます。




京極町は名水100選に選ばれている羊蹄山を源にする湧水が美味しい所で、観光客はもちろん地元の人も大きなポリタンに湧水を汲んでいます。
湧水のすぐそばにあるレストランでジンギスカン定食で昼食。






洞爺湖へ来たのは3回目になるが、この時期の観光客は少なく、湖畔は閑散としている。







 第19日 6月10日(木)  曇後晴   走行 128km  累計 2,400km 
 伊達市〜室蘭地球岬〜登別温泉〜オロフレ峠〜旧大滝村

このところ2〜3日午前中は濃霧注意報が出ていて、雨は降っていないが少し肌寒い。
そんな天候の中、地球岬へ行ってみた。断崖絶壁の上に灯台があって、「運が良ければクジラやイルカの回遊を見ることが出来る。」と、案内板に書いてあったが、キリのため灯台もクジラも何も見えない。見えたのはモニュメントの地球儀だけ。


前回登別温泉に来た時は、登別一番の「第一滝本館」の立寄り入浴2000円に入ったが、今回は温泉街の中心にある共同浴場「さぎり湯」に入った。入口がなんとも風情があって料金390円でした。


大滝村は平成の大合併で伊達市と合併しているが、ここは「世界最大のログハウスの里」を名乗っている。この大きなログハウスが5棟も渡り廊下でつながっている。
ここは道の駅を兼ねているが、トイレがものすごく豪華。トイレの入口にピアノが置かれていて常時自動演奏しているし、便器はウォシュレットです。







 第20日 6月11日(金)  晴れ   走行 84km  累計 2,484km 
 旧大滝村〜苔の洞門〜樽前山登山〜支笏湖〜千歳

苔の洞門は樽前山の麓にある峡谷にびっしりと苔がむした奇勝地。樽前山が噴火したときに流れ出た溶岩の割れ目が、沢水等により浸食されて出来た回廊状の地形で、深さ10m,、総延長400mもあるが、崩落の危険があるため入口付近だけしか見ることが出来ない。




支笏湖の南に聳える樽前山は江戸時代に大噴火を起こした山で標高1041m。今でも噴煙を上げていて火口原は立入禁止になっているが、東山(1022m)が樽前山山頂とされ噴火口を間近に見ることが出来る。
支笏湖畔からマウンテンバイクで7合目登山口(600m)まで走ってきて、そこから登って来たアメリカ人のカップルに出合った。アメリカの若者も元気だ。






ウコンウツギ イソツツジ




 第21日 6月12日(土)  晴れ    走行 82km  累計 2,566km 
 千歳〜札幌市内 よさこいソーラン〜長沼町

よさこいソーランが開催中で札幌市内は道路が混んでるし交通規制もやっている。真駒内の駐車場に車を停めて、自転車で札幌中心地へ向かう。

「赤レンガ庁舎」とも呼ばれている北海道庁旧本庁舎は明治21年建築の赤レンガが美しい建物。

北海道庁旧本庁舎

「Boy's be ambitious」という言葉を残したクラーク博士の胸像は、北海道大学校内に入るとすぐにあった。樹齢100年にもなるポプラ並木は5年前の台風で半数近くが倒木してしまって、散策路が大分短くなってしまって残念だ。
昔は目立つ建物であった札幌時計台は、周りを大きなビルに囲まれてしまったが、今でも振り子時計は時を刻んでいる。「日本三大がっかり名所」というのがあるらしいが、他の2っは「長崎のオランダ坂」と「高知のはりまや橋」だとか。
クラーク博士 ポプラ並木 札幌時計台

今年20回目を迎えた「よさこいソーラン」、ロシアや台湾からのチームも出場している。この日札幌の気温は今年最高の29度、見てる方も暑かったが踊り手は額にビッショリの汗で暑そう。それでも、暑さもなんのその熱く踊っている。、














 

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