ぶらり九州

エピローグ

長い九州の車旅を終えました。
 
 旅行中にNHKラジオのトーク番組を聴いていたら、こんなことを言っていました。
「旅行と旅の違いは、往復キップを持って行くか、片道キップを持って行くかだ」と言っていたが、上手いことを言うなと思いました。”ツアー旅行”と言っても”ツアー旅”とは言わない。”一人旅”と言っても”一人旅行”とは言わない。
 
 今回の九州行きはまさに「旅」でありました。あらかじめ決めていたのは、九州を時計回りで概ね2ヶ月間、訪れたいポイント何か所かを地図にマークを付けているだけでした。あとは行き当たりばったりの自由気ままな一人旅でありました。前日夜に、どこへ行くか決めていたのに、走り始めたら気になる風景が現われて方向が代わったことも度々でした。
 
 九州は南方戦線に近いので、太平洋戦争時の遺跡がたくさんありました。私が目にしたのはほんの一部にすぎませんが、これらを見るたびに思ったことは、60年前になんと酷いことがあったんだろうか・・・・ これらの人々の犠牲の上に、今の平和があるのだろうと思い、そして、こんな自由気ままな旅を出来る幸せを感じたところです。
 そして、島津藩や細川藩など長い歴史のある地なので、興味深い史跡がたくさんありました。これらの史跡を訪れて思わぬ発見もありました。
 
 北海道を旅したときも感じたことですが、地方はどこも人口の減少化が進んでいます。小学校や中学校の統廃合はどこにでもありました。若者がみんな都会へ出ていってしまい、老人ばかりになっている。でも、なかには都会からIターン、Uターンした若者もいました。彼らはみんな活き活きしていました
 
 この旅で、九州の片田舎で出会ったおばあちゃんやおじいちゃん、そして若者とも随分言葉を交わしました。そして、日本各地から訪れた旅人とも楽しい思い出ができました。
 
全行程60日間、5,300キロ 車はトラブルなく順調に走ってくれました。そして、無事故無違反だったと書きたいところですが、無事故一違反でした。
 
 機会があったら、またこのような旅をしてみたいと思っています。今度は、無事故無違反で・・・


こんな旅に、快く送りだしてくれた我が女王さま(妻)、
そして、トラブルなく走り続けてくれた我が愛車CALDINAに感謝です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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