第57日 8月27(火) 曇 走行50km 累計4,168km |
釧路集治監 塘路駅逓 塘路湖キャンプ場 |
明治初期の頃、国事犯などの囚徒が激増しその収監に政府は北海道にいくつかの集治監(刑務所)を設けた。その一つが標茶町に造られた釧路集治監である。
一見洋風のこの建物は集治監の管理事務棟で、解体復元されて現在は塘路湖の湖畔に「標茶町郷土館」として、当時の資料が展示されている。 |
塘路にも駅逓が残されていた。しかし、これまでに見てきた紋別や中瀬別、別海の駅逓とはかなり趣が異なっている。
この駅逓が設置されたのは明治23年で人馬の中継ぎ、荷物の運搬など旅行する人の便を図り、郵便物の継替えも行っていた。昭和3年釧路・網走間の鉄道の開始に伴い、38年間の駅逓業務を終了した。 |
第58日 8月28日(水) 晴一時雨 走行47km 累計4,215km |
釧路のヤマダ電機&イオン 道の駅「しらぬか」(白糠町) |
ここ数日間パソコンは正常に動いているのだが、メールの送受信が出来なくなっている。あれこれ手を尽くしたがダメだ。
釧路のヤマダ電機のサポートコーナーへ行ってみてもらったところ、ソフトを入れ替えるのがベストだとのこと。旅の途中であるのであまりしたくないことだが、止むを得ないので「Windows
Live Mail 2012」をインストールし直してもらうことにした。
いつも思うことだが、ヤマダ電機はどこへ行っても同じ外観で建物が建っている。店内に入ると同じような商品の陳列で店員も同じような服装なので、川崎にいるのと錯覚してしまいそうだ。
メールソフトの入れ替え、送受信のテストは1時間半ほどで終了し、以後正常にメールの送受信が出来ている。 |
パソコンの修復作業をやってもらっている間に、道路向かいにあるショッピングモール「イオン」へ行ってみた。昼前なので駐車場は閑散としているように見えるが、何しろ広い。店内もゆったりしていて本州にはない雰囲気である。
暖房器具が既にたくさん並んでいて、夏物衣料品の半額キャンペーンが始まっている。 |
白糠町の海岸で太平洋を眺める
第59日 8月29日(木) 曇 走行93km 累計4,308km |
アオダモバット 道の駅「ほんべつ」(本別町)
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義経伝説は北海道のいたる所にあるが本別町にもあった。この公園にいたおばさんは「ロマンですよ」と言う。平取町の義経神社で出会った子どもを連れた若いママさんは「あくまでも伝説ですけどね」と懐疑的だった。
ことの真偽はともかくとして、左の山は義経山で、右の山は静か山と名づけられていて、その下の公園には義経と弁慶の像が立っている。 |
義 経 弁 慶
本別町には希少なアオダモのバットの原木加工工場がある。昔は北海道のいたる所でアオダモの原木があったが、現在では自生している原木を見つけるのは困難になっている。
この原木の加工所を訪れてみた。あいにく職人は出払っていたが、バレーボールの大林素子似のでっかい女の子がいて説明してくれた。
この加工所では原木を乾燥して製材し、スポーツメーカーの「ミズノ」に年間10万本も納品しているとのことだ。イチロウやゴジラ松井らはここで製材されたバットを使っているそうだ。 |
製材する機械 乾燥している
第60日 8月30日(金) 雨後曇 走行87km 累計4,395km |
池田ワイン はるにれの木 道の駅「さらべつ」(更別村) |
昭和20年代後半、池田町の当時の町長が「十勝では秋に山ブドウがたわわに実っている。ブドウ栽培が出来るのでは・・」との発案で、池田町のワイン造りが始まった。
町をあげての事業は、今では「十勝ワイン」のブランドで全国に出荷されている。そして、池田ワイン城なるものを名付けて観光誘致もしていて、観光バスのツアー客もきている。
驚いたことにこのワイン工場は町の事業であり、工場見学のガイドの胸には「池田町ぶどう研究所主査****」の名札が付いている。彼は人事異動でこの部署に来る前は税務課にいたと言っていました。 |
試飲(私の手ではない)
HITACHIのコマーシャルに「この木なんの木 気になる木」というのがある。気になる木はハワイにある木だそうだが、よく似た木が帯広近郊の豊頃町にあった。
豊頃町指定文化財であるこの木は、推定樹齢140年の「はるにれの木」。樹の高さ17m、枝ぶりは約20mあり、日立の「気になる木」に引けを取らない。 |
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