'13 ぶらり北海道

 
 

第9週2
(8/31〜9/2)
トーチカ
幸福駅
ばんえい競馬
札内川ダム

 
 
 
 
 第61日 8月31(土) 雨       走行114km 累計4,509km 
 大樹町のトーチカ            (泊)きくや旅館(中札内村)
 
 
 大樹町に、トーチカが残っていることを何かの本で読んだことがある。トーチカとは鉄筋コンクリートで造られた野戦築城であり、機関銃や大砲を設置し敵部隊の侵攻を防ぐものである。
 
 雨の一日だったが、大樹町旭浜へトーチカを探しに行った。手がかりは漁港の近くと言うことだけだったが、なんとか見つけることが出来た。
 日本軍は、太平洋戦争中にアメリカ軍の上陸に供えて旭浜にトーチカ8基を造った。現役時には、盛り土で偽装され、塹壕等の連絡通路で結ばれていたらしいが、 現在はコンクリート部分だけがゴロンと残され、一種異様な光景を作っている。

 

 

 

 
 
 
 第62日 9月1日(日) 雨後曇    走行67km 累計4,576km 
 幸福駅 ばんえい競馬      泊)道の駅「なかさつない」(中札内村)
 
 
 友人Y君が一昨日メールで幸福駅が取り壊しになることを知らせてくれた。
 「愛の国から幸福へ」そんなうたい文句で大ブームとなった旧国鉄広尾線「幸福駅」の駅舎が、老朽化で改築されることになった。広尾線は26年前に廃止されたが、その後も観光客は絶えず、駅舎の壁や天井は訪問者の名刺や切符で埋め尽くされている。
 明日から取り壊し工事が始まるのだが、小雨が降っているのに、この日も観光客が訪れて盛んに写真を撮っている。

 

 
 
 帯広緑ヶ丘公園の一画に冒険家植村直己記念館がある。
 記念館は「氷雪の家」と冠されたエスキモーのイグルーをイメージした家で、植村直己がエベレスト登山に使用した登山装備や北極点への犬ぞりなどが展示してありました。

 
   
 
 
ばんえい競馬 (帯広競馬場)
 体重1トンを超える馬が重りをのせた鉄ソリを引いて直線コースで力とスピードを競う、世界でたった一っの競馬。北海道開拓時代の農耕馬が現代のレースへ受け継がれ、今では北海道遺産として人々に感動を与えている。
 直線200mのセパレートコースに1mと1.6mの2つの障害を人馬一体になってゴールを目指す。馬は喘ぎながら進み障害の前で呼吸を整えて登って行く。障害を越えられずに失格するする馬もいました。

スタート
 

最初のうちは平たん
 

騎手の鞭が入る
 

障害の途中で呼吸を整える
 

騎手の鞭が入って障害を登りきる
 
 
 
 第63日 9月2日(月) 曇後雨   走行155km 累計4,731km 
 札内川ダム               (泊)道の駅「みついし」(三石町)
 
 
 この旅でクッチャロ湖で言葉を交わした九州博多のお姉さんから「十勝でダムを見学した」とのメールが来た。 予めダム見学の申込みをしてから、中札内村の市街地から25kの札内川ダムへ行った。
 
 十勝川はその源を大雪山連峰十勝岳に発する延長156kmの1級河川です。その十勝川3大支川の一つである札内川は、源を日高山脈の札内岳に発し、十勝平野中央部で十勝川に合流する支川であり延長82kmにも及ぶ河川です。
 十勝川流域では、盆地状となっている十勝平野中央部において十勝川の主要な支川が本体に合流し、河川勾配も急であることから、これまでたびたび洪水被害を被ってきた。
 また、帯広市ほか6町村が位置する十勝中部地域における水道用水の需要の伸びに伴い、新たな水源の確保が必要となり、これらの問題を解消するとともに、農業王国十勝の発展に資するかんがい用水の確保のため、さらには用水を供給する放流を利用しての水力発電を合わせて、多目的ダム札内川ダムが建設された。
 
 
 
  札内川ダムの規模
ダムの標高:488m
ダムの長さ:300m 
    (ほぼ東京タワーの高さと同じ)
ダムの高さ:114m
ダムに溜まる水の量:54,000,000m3 
     (東京ドーム約44個分)
 
 

 

 
 

ダムの水量を制御する部屋
 

ダムの堰堤の中にある機械装置
 
 
 


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