第64日 9月3日(火) 曇後雨 走行43km 累計4,774km |
新ひだか町静内 道の駅「にいかっぷ」(新冠町) |
今日は2枚の写真を基に場所と人探し。 10年前の9月に北海道の山登りをしたときに立ち寄ったコンブ小屋のおばさん。分かっていることは新ひだか町の海岸線であることと、2枚の写真だけ。
観光案内所で左の写真を見てもらったら、遠方の地形からすると静内の「アサリ浜」らしいことが分かった。次にアサリ浜へ行って右の写真を基におばさん探し。今にも雨が降りそうなので浜には人が出ていない。やっと出会った人に写真を見せたら、村田(仮名)さんという人であることが分かった。 |
村田さんのコンブ小屋へ行くと、村田さんはコンブの仕分け作業をしていて、私のことを思い出してくれた。10年前の写真を見ながら「私も年とったネ」と笑う。静内コンブ組合の組合長をやっている旦那さんも出てきて、「今日はこんな天気だから、中で作業している」と言い、コンブ漁についていろいろ話してくれた。
根室のサンマ漁もあまり良くないらしいが、ここのコンブ漁も今年はあまり良くないそうだ。海水温が高いのが影響しているそうだ。 |
10年前の写真に見入っている
どんより曇った天気でコンブを干してない砂利の浜
10年前に撮ったコンブ干しの光景
第65日 9月4日(水) 晴後曇 走行78km 累計4,852km |
サラブレッド銀座 ハイセイコー 道の駅「鵡川」(むかわ町) |
日高地方のほぼ中央に位置する新冠町は、ハイセイコーやオグリキャップなど競馬ファンをわかせた名馬の産地である。馬との関わりは古く、明治5年に馬の品種改良をはかるために官営の新冠牧場を開いたのが始まりである。
新冠の市街地の少し外れた所から始まる「サラブレッド銀座」と呼ばれる道路沿いには牧場が並んでいて、サラブレッドがのどかに草を食んでいる。 |
ホテルかと見紛うようなサラブレッドの厩舎
これも立派な種付け場
ハイセイコーは今でも絶大なる人気があって墓参りの競馬ファンが絶えないそうだ。花立てには生花が活けてありました。
昭和50年ごろ、騎手 増沢末夫は鞭をマイクに持ち替えて、毎夜のようにテレビに登場して歌っていた。
誰のために 走るのか 何を求めて 走るのか
恋に別れがあるように この日が来るのが 恐かった
ありがとう友よ さらばハイセイコー |
ハイセイコー ハイセイコーのお墓
オグリキャップ オグリキャップのお墓
第66日 9月5日(木) 曇 走行151km 累計5,003km |
トレーニングセンター 道の駅「しむかっぷ」(占冠村) |
およそ2か月前に函館の立待岬で、競走馬の調教師に会ったことがあり、「日高に来たら寄るように」と言われていた。
はるかに太平洋を見下ろす丘陵地にある「グリーンマイル トレーニングセンター」を訪ねると、函館で会った調教師の下山さん(仮名)が迎えてくれて、このセンターを案内してくれた。
ここは競走馬を育てるトレーニングセンターで、競走馬の馴致、育成、調教などを行っている。 |
800mの馬場 勾配3〜4%の坂路馬場
馬の身体を洗っている
蹄鉄の調整 蹄鉄をはめている
調教は毎朝6時から行っているので、明日朝早く来るようにと誘われた。しかし、先の予定もあることなので、それは遠慮することにして、このセンターを後にした。 |
第67日 9月6日(金) 晴後曇 走行103km 累計5,106km |
麓郷の森 日の出公園キャンプ場(上富良野町) |
一般的に富良野と呼ばれるのは、富良野市、中富良野町、上富良野町の3つの市町からなるエリア。明治後期に本州からの移住者によって開拓された日本有数の農作地である。
テレビドラマ「北の国から」の舞台である麓郷は観光客で賑わっている。その賑わいを通り越して、標高500mの麓郷展望台は観光客も少なく静かである。ここは麓郷一帯を見下ろす高台で「日本農村百景」にも選ばれている。 |
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