'13 ぶらり北海道

 
 

第5週2
(8/3〜8/5)
クッチャロ湖

 

 
 
 第33日 8月3日(土) 晴     走行34km 累計2,705km 自転車8km
 真直ぐな道 ベニヤ原生花園          クッチャロ湖キャンプ場
 
 
 オホーツクライン(国道238号線)とオホーツク海の間にあるエサヌカ農道、正式道路名「広域営農団地農道天北線」はどこまでも続く一直線の道路。電信柱もなければガードレールもない、あるのは冬の積雪期に道路端を示す赤白のポールだけ。周りは全て牧草地で所どころで牛が草を食んでいる。
 南方向には遠くに山が見えるが、北方向はこのまま地の果てまで道路が続いているようだ。
 

 
    
道路中央でカメラを構えたら、右側を走ってくれた
 
 
 ベニヤ原生花園はハマナスやギボウシなど数百種の花が群生する原生花園だが、オホーツク海から吹く風が強くて花の写真を撮ってもほとんどがブレてしまった。
ハマナス タチギボウシ
 
     
 クガイソウ    
 
 
 

クッチャロ湖に沈む夕陽
 
 
 
 第34日 8月4日(日) 晴     走行0km 累計2,705km 自転車36km
 クッチャロ湖一周サイクリング          クッチャロ湖キャンプ場
 
クッチャロ湖を一周するサイクリング
 北オホーツクサイクリングロードは浜頓別町から隣の猿払村までの約40キロだが、このコースは廃線になった国鉄の線路跡である。このまま走って行くと帰りが同じ道を走ることになるので、途中から一般道を走ってクッチャロ湖を一周する。
 サイクリングロードの入り口にとんでもないことが書いてある。「危険 ヒグマ出没中」 さらに「最近の目撃情報7月25日」とも書いてある。幸いにも熊には出遭わなかったが、キツネには3回ほど出遭った。写真を撮ろうとしたが逃げられてしまった。
 サイクリングロードは平たんな道で走りやすく、途中には国鉄が走っていた当時のホームや朽ちた駅もある。
 北オホーツクサイクリングロードを外れてからは小さなアップダウン繰り返す一般道だが、途中寄り道したクローバーの丘へはきつい登りだったが、ここからのクッチャロ湖の眺めは素晴らしかった。

 

 

ホームと駅舎の跡
 

ここからは一般道を走る
 

クローバーの丘
 
 
浜頓別ふれあい祭り
 クッチャロ湖一周のサイクリングを終えてクッチャロ湖へ戻る途中、浜頓別町役場前の広場に大勢の人が集まっている。焼きそばやたこ焼きの店が忙しそうでビールも売っている。それに海産物や野菜も店を出している。
 正面のステージに見立てた台の上で浜頓別高校の吹奏楽部が演奏しているが、なぜか女の子ばかり。女の子に訊いたら「男子は入部してくれないんですヨ」。
  
 
  
 
 
 
 第35日 8月5日(月) 晴     走行0km 累計2,705km 自転車15km
 カヌー 頓別漁港                    クッチャロ湖キャンプ場
 
 
 クッチャロ湖の湖畔の桟橋に「カヌー体験を」と書いてあるので、救命胴衣を着て初めてカヌーを漕いでみた。二人乗りを一人で漕いでみたら、漕ぎ出しは思ったよりもスムーズにカヌーは進んで行く。
 
 実は、このカヌーは桟橋から200m以上沖には漕ぎ出せないように桟橋からロープで繋がれている。岸を離れると風があったこともあって、思いどおりに進まず流される。ロープで繋がれている意味がやっと分かった。
 200mの範囲内で右に行ったり左に行ったりしてから、桟橋に戻ろうとしたら風の影響でなかなか思うように桟橋に戻れない。ロープで繋がれてなかったら、ますます沖へ流されていたことだろう。

 

 
 
 
頓別(とんべつ)漁港
 自転車で30分ほど走って頓別漁港へ行ってみた。漁港には漁船が20隻ほど係留されていて、ホタテ漁を終えたばかりの中年の漁師がいろいろなことを教えてくれた。
 春から秋にかけて漁港から沖合2マイルほどの漁場で、蒔いた稚貝から育った貝を獲っている。一回の出漁で6トン獲りそれ以上は獲らないことになっている。(資源保護のためか?) ホタテ貝は5枚で1キロぐらいで、キロ160円位で漁協に卸している。ざっと計算してみたらすごい金額になる。

 

網の先端に付いた金属の器具で貝をさらう
 
 
 以前九州筑豊へ行ったときに、ボタ山というのがあったが、これは、さしずめ「ホタテ山」といったところだろうか。貝の殻はしばらくの間このように山積みにして塩分が無くなったら、堆肥と混ぜて加工して牛の肥料になったり、道路舗装の材料になるそうだ。

 
 


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