北海道ぶらり旅


 第 6 週  6/27〜7/3 
 層雲峡〜温根湯〜網走〜知床〜美瑛〜旭川




 第36日 6月27日(日)  晴れ   走行 63km  累計 3,906km
 層雲峡〜大雪山黒岳登山〜温根湯 

層雲峡温泉からロープウェイ、リフトを乗り継いで大雪山連峰黒岳に登った。ちょうど日曜日にあたったので登山者、山スキーに行く人で賑わっていた。数か所あった残雪の斜面は、ここ数日の猛暑でアイゼンを付けることもなく登れる。
黒岳山頂からの眺めはすばらしいの一言につきく、残雪の峰々を眺め花の写真を撮ったりして、2時間近くも山頂で憩っていました。





コマクサ アオノツガザクラ
チシマキンポウゲ ハクサンイチゲ
オダマキ クロユリ
ハクサンチドリ ウコンウツギ




 第37日 6月28日(月)  晴れ     走行 99km  累計 4,005km
 温根湯〜網走監獄〜網走  

高倉健の映画「網走番外地」で有名になった網走刑務所は、網走湖を見下ろす丘の上に移築復元されて、「博物館網走監獄」として一般に公開されている。囚人は明治期の北海道開拓に際し道路建設などの苦役に従事させられたそうだ。
なお、現在の網走刑務所は元々の場所に昭和59年に近代的な刑務所が建築されている。
          網走監獄入口               五翼放射状平屋舎房(監視員の建物中心に5っの舎房を配してる)
独居房の囚人(リアルな人形が正座してる) 浴場の光景(脱衣・入浴・着衣までで15分)

道路建設や開墾などの作業に従事させられる囚人は、耕耘庫と言われる粗末な小屋で寝起きしている。人形がその様子を表しているが、一部の人形は顔を動かすなど表情がリアルである。

現在の網走刑務所での受刑者の房を再現してあるが、左が独居房で」右が5人用の雑居房。独居房の板囲いはトイレであり、きれいに整頓されていてちょっとしたワンルームマンションの一部屋みたい。




 第38日 6月29日(火)  晴れ     走行 73km  累計 4,078km
 網走〜小清水原生花園〜女満別空港〜網走

オホーツク海と等沸湖にはさまれた細長い砂丘に8キロにわたって広がる小清水原生花園には6月から8月にかけて約40種類もの花が咲き継ぐ。今の時期はエゾスカシユリとエゾキスゲの群生が見事である。

エゾスカシユリ

ハマナス エゾシシウド
エゾキスゲ ハマエンドウ


山登りの仲間 UとSの二人を女満別空港へ迎えに行く。彼らは。明日から4日間道東の山登りをするために大きなリュックを担いで空港に現われた。この日は、空港から15分ほど走った網走湖畔のキャンプ場でテント泊。週刊天気予報によると、明日から天気は下り坂であまり良くない。




 第39日 6月30(水)  曇一時小雨     走行 211km  累計 4,289km
 網走〜斜里岳登山口〜斜里〜知床岩尾別

UとSの二人を斜里岳の登山口 清岳荘まで送って行くが、雲行きはあまり良くなく斜里岳の山頂は雲の中。彼らを登山口で見送ってから、札弦温泉へ行って温泉に浸かりゆったりとしたひと時を過ごす。
再び清岳荘へ行くと彼らは既に下山していて濡れた雨具や登山靴を乾かしている。山頂は強い風とガスでものの1分といられなかったとのこと。5年前に私が登ったときは真っ青な空で風もなく素晴らしい眺望だったが・・・・・・ 
でも、標高1000メートル付近で満開の山桜を見られたのが救いだったようだ。

カムイワッカの滝へ行きたかったが、知床五湖からは一般車は進入禁止、五湖からのリムジンバスが7月中旬までは運行してない。
明日の羅臼岳登山に備えて登山口木下小屋に泊る。この山荘には露天風呂がある。





 第40日 7月1日(木)  雨      走行 266km  累計 4,555km
 岩尾別〜相泊〜標津〜弟子屈〜オンネトー

朝から雨で、彼らは羅臼岳の登山を諦めた。静岡から車で来た夫婦は今日一日停滞して明日登ると言っているが、雨の中登って行く登山者もいるが、往復9時間ぐらいかかる行程できっと難儀することだろう。
キリの知床峠を越えてウトロへ行き、ウトロから海岸線沿いに道道87号線を北上し日本最東端に湧く海辺の温泉 相泊温泉、セセキ温泉へ向かう。ちょうど満潮時なのでセセキ温泉は岩風呂が海水が入り温度が低くて入れない。相泊温泉は海水が入り込んでなかったので、ちょうど良い湯温である。土地の人の話によると、ここも波の荒いときには海水が入るそうだ。
天気が良ければ、目の前に国後島を眺めながらの温泉だが、あいにくの小雨で海を隔てた国後島は島影さえ見えない。
知床峠 満潮で海水に埋まったセセキ温泉


時折り強く降る雨の中、弟子屈、阿寒湖を経て霧雨のオンネトーへ。オンネトーは天候や季節、時間、風向きによって湖の色が変化するので、五色沼とも呼ばれているが、今日はあまり良い色ではない、明日また来ることにしよう。
オンネトーの国民宿舎がちょうど空いていたので、この夜は国民宿舎泊り。




 第41日 7月2日(金)  曇時々雨     走行 289km  累計 4,844km
 オンネトー足寄〜南富良野〜十勝岳温泉

UとSの二人が雌阿寒岳へ登って行った後、朝風呂に入ってから休憩室で写真の整理とホームページの作成。ここは無線ランが使えるのだがアクセス出来ない。宿の人の話によると、衛星回線を使っているので月に何回か使えないことがあるとのこと。再度温泉に入ってから彼らの下山口へ向かう。

下山予定の時刻にはまだ大分間があるので20分ほど走ってラワンブキ圃場(ほば)へフキを見に行く。
ラワンブキは足寄町ラワン地区にのみ育つ大型のフキで丈が2m(大きいものは3m)、葉は直径1mもある。写真ではその大きさを表せないので、比較するために横に人を立たせたかったが、あいにく誰もいない。
オンネトー茶屋でフキの漬物とラワンブキが入った山菜そばを食べたらとても美味しかった。


雌阿寒岳山頂は霧雨で視界もなく、阿寒富士にも登る予定だったのををカットして、彼らは下山してきた。
この後、足寄で高速道路無料化実験線の道東道に入り、トマムからは暗くなった一般道を走って十勝岳温泉キャンプ場に着いたのは夜8時半だった。
北海道に入ってから最長距離290キロを走り、さすがに疲れを感じる。




 第42日 7月3日(土)  曇り     走行 101km  累計 4,945km
 十勝岳温泉〜美瑛〜網走〜旭山動物園〜当麻

UとSの二人が丘めぐりのドライブに行った後、美瑛町の「四季の情報館」へ。8日ぶりの四季の情報館だったが、受付の女の子は「随分日焼けしましたねー」と覚えていてくれた。昨日までに更新したHPのアップとメールのチェック。大勢の人がメールをくれている。


明日早朝の飛行機で帰る二人を旭川駅近くのホテルで下してから、いま話題の旭山動物園へ。観光バスが何台も停まっていて、園内は大勢の観光客で賑わっている。むろん日本人が多いが、中国語も飛び交っている。





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