北海道ぶらり旅

 第 5 週  6/20〜6/26 
 士幌〜帯広〜鹿追〜南富良野〜美瑛〜層雲峡





 第29日 6月20日(日)  曇り   走行 103km  累計 3,310km
 士幌〜音更〜帯広〜ばんえい競馬〜鹿追

帯広郊外音更町の十勝牧場へ行ってみた。農林水産省が家畜改良を育成している地域であるが、宮崎県の口蹄疫の余波で入口には石灰が撒かれていて展望台への道は通行止めになっている。この白樺並木入口にも石灰が撒かれていた。



サラブレッドにはほど遠い太い足の道産子馬が、鉄のソリを引っ張る「ばんえい競馬」。障害の上りでひざまずく馬、上り切って一呼吸入れる馬、騎手は鞭をふるい10頭の馬は喘ぎながら、砂埃を上げ2っの障害を乗り越えて直線200mを駆け抜ける。サラブレッドのレースとは違う迫力がありました。
















競馬をやったことがないが、初めて馬券を買うことに挑戦。
ここには「ばんえい競馬」のレースの流れや馬券の買い方を案内する女性がいる。マークシートの記入方法を教わり、自動発売機の前で説明書きを見ていたら若いカップルに声をかけられた。
カップル「おじさん、どうしたの?」  私「初めてなので、よく分からないんだ。」  男「教えてあげるよ。おじさんマークの塗り方薄いよ。」  女「私が塗ってあげるよ。」  男「この買い方じゃ損するよ。だけど、当たったら大穴だね。」  私「記念に買うんだからいいんだよ。だけど、払い戻しを受けたら、この券取られちゃうの?」  女「写真に撮っておくといいよ。」  北海道の人は親切です。
結果は聞かないでください。





 第30日 6月21日(月)  曇り   走行 113km  累計 3,423km
 鹿追〜然別湖〜南富良野

然別湖への道はキリだった。深い所は視界50mぐらいであり、ライトを点けて超のろのろ運転。湖畔は幾分視界はあったものの湖面は見えなかった。


JR根室本線幾寅駅は、幌舞駅として映画「鉄道員(ぽっぽ屋)の舞台になった駅。駅の看板は幌舞駅になっていて、本来の駅名は公衆電話ボックスの左上に肩身狭そうに小さく「JR幾寅駅」と表示されている。幾寅よりも幌舞の方がなんとなく北海道らしい。ちなみに、「幌」はアイヌ語で大きいを意味するそうだ。(札幌・美幌・・・) 映画に登場した「だるま食堂」やジーゼルカーも残されている。
ちょうど滝川行きのジーゼルカーが乗客3人を乗せて駅を出て行くところだった。






 

 第31日 6月22日(火)  晴れ   走行 105km  累計 3,528km
 南富良野〜北の国から〜ファーム富田〜美瑛

美しく厳しい雄大な北の大地富良野を舞台にしたテレビドラマ「北の国から」は、富良野のあらゆる場所で撮影された。拾ってきた家、五郎の石の家、丸太小屋など黒板一家が暮らした建物が残されている。








富良野にはラベンダー園が何か所もあるが、そのうちの先駆的な農園「ファーム富田」へ行った。農園にはたくさんの花が咲いているが、ラベンダーは開花が遅れているそうで10日後ぐらいから見頃になるとのこと。
ルピナス チャイブ
サルビア・プラテンシス サルビア・ファリナセア
マリーゴールド
ロベリア ファーム富田




 第32日 6月23日(水)  曇り   走行 60km  累計 3,588km
 美瑛〜神居古潭〜旭川

天気予報では今日・明日の天気はよくない。美瑛の丘めぐりは後日にすることにして、午前11時から開店している御料の湯で温泉に入り昼食を摂ってから神居古潭(かむいこたん)へ向かう。

明治31年滝川から旭川まで鉄道が開通した。神居古潭駅はその際に設置された明治期における西洋建築の意匠を取り入れた駅舎である。昭和44年神居古潭を迂回するトンネルが開通したことによって廃駅になったが、三重連の蒸気機関車と共に保存されている。







 第33日 6月24日(木)  雨のち曇   走行 96km  累計 3,684km
 旭川〜旭岳温泉〜美瑛

気象通報は大雨・雷注意報を出している。そのとおりに朝から大雨で、車外に出ることもままならない。車内で写真の整理やHPの更新作業をしてすごすが、11時過ぎになってやっと雨足が弱くなった。
旭岳温泉に向かって車を走らせる。次第に天気は回復し東川町に着く頃には時折り薄日さえ差している。
旭岳温泉は旭岳の山麓標高800mの地にあり、ここまで上ってくると、雨とキリで肌寒さを感じるが、「湧駒荘」の湯に浸かってすっかり温まった。




 第34日 6月25日(金)  晴れ   走行 0 km  累計 3,684km
 美瑛の丘めぐり

3日間待ったかいがあって美瑛の丘はさわやかな青空が広がっている。マイルドセブンの丘でマイルドセブンに火を点け、丘の風景を眺めながら飲んだ缶ビールは大変美味しかった。
奥尻島・小樽・札幌に続いてこの旅3回目のサイクリング。予想していたことだが、アップダウンが激しく少しこたえた。30℃近い気温だが湿度が低いのであまり汗はかかない。(この日の走行距離48キロ)

ケンとメリーの木


親子の木


マイルドセブンの丘


北西の丘


新栄の丘


とんがり屋根の美馬牛小学校




 第35日 6月26日(土)  晴れ   走行 159km  累計 3,843km
 美瑛〜三愛の丘〜吹上露天の湯〜層雲峡

美瑛の街並みは大変きれいである。北海道の景観保護条例の適用を受け、建物の外壁の色、屋根の勾配など一定の基準があると観光ボランティアのおじさんが説明してくれた。切妻屋根の三角の部分に「19**」と書いてあり、そのお店が商売を開始した年であるとのこと。


三愛の丘へは車で行ってみた。きれいに麦が植わっているが、隣りの畑ではトラクターがうなりを上げている。



吹上露天の湯は明治30年頃に偶然に発見された無料の混浴露天風呂。秘湯露天風呂ブームで観光客も大勢きているようだ。前日のサイクリングで両腕が日焼けしバンザイをして湯に浸かっていると地元の老人がホースで水を流し込んでいる方へと教えてくれる。




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