北海道ぶらり旅

 第 12 週  8/8〜8/14 
 上湧別〜サロマ湖〜網走〜知床




 第78日 8月8(日)  晴れ    走行  0 km  累計 7,360 km
 上湧別 

ここ2〜3日随分走ったので完全休養日にすることにして、朝から上湧別温泉に浸かってからロビーでメールのチェックやHPの編集をする。
ここは、昔国鉄名寄線中湧別駅があった地でホームの跨線橋やラッセル車が保存されている。

旧中湧別駅に隣接した大きな広場で、「納涼七夕まつり」が開かれていて大勢の人で賑わっている。夕闇がせまる頃に行われた歌謡ショウでは、青江三奈によく似た「赤江三奈」が恍惚のブルースを熱唱している。祭りの終盤に打ち上げられた花火もきれいだったが、夜空に舞い上がった熱気球がとりわけきれいでした。




 第79日 8月9日(月)  晴れ    走行 73 km  累計 7,433 km
 上湧別〜サロマ湖  

オホーツク海に面したサロマ湖 幅200〜700m約20キロに及ぶ砂州に広がるワッカ原生花園は、日本最大の海岸草原で色とりどりの花が咲いている。車はネイチャーセンターまでで、ここからは自転車か徒歩で行くことになる。レンタサイクルも用意されているが、持参した自転車で約10キロのサイクリング。観光馬車がのどかに鈴の音を響かせている。

タカネナデシコ カセンソウ
ハマフウロ ハマナス




 第80日 8月10(火)  晴れ    走行 91 km  累計 7,524 km
 サロマ湖〜能取湖〜網走

網走では7月下旬から8月中旬にかけてラグビーのトップチームや大学チームの夏合宿が行われている。ラグビー狂の友人の勧めでホンダ対横河電機の練習試合を見に行った。トライの一瞬を写真に撮ることは出来なかったが、間近に見た大きな男たちのプレーは迫力があった。
前記ラグビー狂の友人は、ラグビーのHPを作るほどのラグビー好きである。





網走刑務所は明治45年に建造され昭和62年に施設のうち老朽化した舎房等は近代化されたが、赤レンガの正門やレンガ塀は往時のままに使われている。刑務所内の用地から出土した粘土で、囚人が焼き上げたレンガ150万枚をフランス式積み方で築いてあるレンガ塀は歴史を感じる。
なお、昭和62年まで使われた舎房・庁舎などは、移築復元されて網走監獄博物館で一般公開されている。(第6週 6/26のページ参照)




 第81日 8月12日(水)  雨    走行 12 km  累計 7,536 km
 網走 

朝から降り出した雨は、この日一日中降ったり止んだりしてしていた。
網走川がオホーツク海に流れ込む所に、帽子のような形をした「帽子岩」と名付けられた岩がある。辺りが暗くなると、この岩ががライトアップされて真っ暗なオホーツク海に浮かび上がった。





 第82日 8月12日(木)  雨    走行 18 km  累計 7,554 km
 網走

台風の余波による前線が停滞しているので、この日も朝から雨で時折り激しく降っている。
そんな雨の中、網走観光ホテルで温泉に入ってから北方民族博物館へ行った。常設館の隣で「北方の衣文化」と題する特別展が開かれていて、ここでは北方の先住民族が伝えてきたアザラシやトナカイなどの毛皮で作った衣類・靴・テントなどが展示されている。


コンビニで買い物をしていたら「おじさん」と、若者から声をかけられた。2週間前に兜沼のキャンプ場で会った若者だった。彼は神奈川県秦野市の出身だが現在は沖縄に住んでいて、サーフボードを乗せたリャーカーを繋いだ自転車でサーフィンをやりながら日本一周をやっている。





 第83日 8月13日(金)  晴れ    走行 111 km  累計 7,665 km
 網走〜小清水原生花園〜知床ウトロ

1ヶ月半ぶりに訪れた小清水原生花園は、エゾスカシユリやエゾキスゲはすっかり花期を終わっている。代わって、黄色いカセンソウやヒルガオが今を盛りとばかりに咲いていてハマナスは赤みを増している。そして、原生花園下の砂丘では真っ青なオホーツク海を眺めながら女の子が散歩していた。








斜里の町はずれから眺めた斜里岳


オシンコシンの滝は崩落の危険があるため立入禁止になっている




 第84日 8月14日(土)  晴れ    走行 5 km  累計 7,670 km
 知床

原生林に5っの湖がたたずんでいる知床五湖から眺める羅臼岳を主峰とする知床連山の眺めが美しい。ヒグマの出没が夥しいため、現在は三〜五湖は立入禁止になっている。来年からもっと厳しくなるそうだ。帰路のシャトルバスの中からはヒグマの親子とキツネを見ることができた。





知床硫黄山の中腹から湧き出る温泉が川に流れ込み、カムイワッカ川全体が流れる温泉になっている。数段ある滝壺は上流に行くにしたがって温度が高くなっているのだが、落石の危険があるため平成18年からは第1段の滝から上は立入禁止になっている。
下の写真は平成17年9月に撮った第4段の滝だが、現在ここには軽自動車大の岩が埋まっているそうだ。






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