BABU(バブ)
私は、英語をあまりしゃべれない。それでも、カタコトの英語でガイドやポーターと会話を交わした。彼らの母国語はスワヒリ語であるが、おおむね英語が通じる。
ガイドのエリアと会話しているときに「私には孫がいる。」と言ったら、いきなり「バブ」と言った。スワヒリ語でバブとはおじいちゃんのこと。それ以来、エリアは私に声をかける時「バブ」と呼びかけるようになり、二人のサブガイドやポーター達もそれにならうようになった。
仲間うちでは、60歳がバブだったら、メンバー中最高齢の66歳は何て呼ぶんだということになり、結局グレイト・バブ(Gバブ)ということになった。
我々は、山頂で記念写真を撮るためにちょっと大きめの横断幕を持参していた。下山したときに、エリアがこの横断幕に“BABU MTU MZURI”とスワヒリ語で書いてくれた。日本語に直すと「おじいちゃんは、頑張った。」という意味らしいが、後日調べたところによると、MZURIには「元気」という意味もあるようだ。 |