五所川原の立佞武多

 青森県を代表する夏の祭り「ねぷた」は、古くは中国から伝わった「中元」の行事が起源といわれ、400年以上もの間、津軽地方を中心に受け継がれて来た火祭りです。
 青森市では「ねぶた」、 弘前市では「ねぷた」、五所川原市では「たちねぷた」と呼ばれている。  (nebuta neputa tachineputa)
 ねぶたはこの三市の他にも津軽地方で行われているが、下北や三八・上北地方ではこの祭りは行なわれていない。  (平成26年4月30日)


            その一角をなす五所川原市のねぷたは、現在「たちねぷた」と呼ばれている。この巨大ねぷたが、五所川原の記録に登場するのは、明治40年頃といわれている。
 
立佞武多(たちねぷた)と呼ばれる、高さ約23メートル、幅6メートル、重さ約19トンの巨大な山車が「ヤッテマレ!ヤッテマレ!」の掛け声のもと、五所川原市街地を練り歩く。
 その威容を見ることが出来るのは、毎年8月4日からの5日間の祭りの期間中だけであるが、五所川原駅からほど近い「立佞武多の館」では常時観覧出来る。


上、右

義経伝説・龍馬渡海(よしつねでんせつ・りゅうばとかい) 
平泉で自害したはずの源義経とその家臣が生き延び、平泉から北上し八戸や青森の寺院に立ち寄り、津軽海峡を渡ったという伝説が青森県内各地で語り継がれている。
 
このような伝説には、語り継いできた人々の夢や希望が秘められている。

         (平成23年製作)
 

   


鹿嶋大明神と地震鯰(かしまだいみょうじんとじしんなまず)

東日本大震災で、人類の文明がいかに発達しようが自然の脅威のの前には人間は無力であることを思い知らされたのである。

この立佞武多は地震抑えの神として信仰の厚い鹿嶋大明神が要石を以て、災害を抑え込む場面を表現したものである。

           (平成24年製作)
 


陰陽 梵珠北斗星  (おんようぼんじゅ ほくとせい)
稀代の陰陽師 安倍晴明が梵珠山に法乗寺という寺を建立したという伝説がある。
北斗星は陰陽道でも重要視され、七福神の星ともよばれていた。
(平成25年製作)
     
     



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