山形県尾花沢の銀山温泉は、寛永年間に当時日本三大銀山にも数えられた延沢銀山の鉱夫が偶然に見つけたことに始まります。銀山は元禄年間になると年々産出量が減り、ついに閉山になりました。 その後は温泉の湯治場として次第に名を上げるようになり、湯治宿などが建ち並ぶようになったが、大正2年に銀山川が氾濫を起こし銀山温泉のほとんどの建物が被害を受けました。 しかし、この惨事の結果、銀山温泉の温泉宿がほぼ同時期に建て替えられた。現在でも大正時代から昭和初期にかけて造られた3〜4階建て木造旅館が大正ロマンを感じさせてくれています。 山形県尾花沢市 平成20年7月20日撮影