有  松  宿


(名古屋市緑区 平成27年1月8日 撮る)

 有松宿(ありまつしゅく)は、東海道五十三次池鯉鮒宿(ちりゅうしゅく)と鳴海宿(なるみしゅく)の間の合宿として、慶長13年(1608)に尾張藩の奨励により開かれた。
 ここに伝わる有松絞りは、九州豊後の人々によって伝えられた技法を元に創意工夫を重ねて創り出されたといわれている。
 現在の街並みは、天明4年(1784)の天明の大火後の復興で、街道沿いの家は瓦葺き・塗籠造り(ぬりごめづくり)の防火構造に改められ、2階には虫籠窓(むしこまど)を設け、腰壁をなまこ壁にするなど今もその景観を残している。


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