慈雲寺 糸桜

 慈雲寺は、山梨県北東部 大菩薩嶺山麓の標高約570メートルにある臨済宗のお寺であり、樹齢300年を超える桜の巨樹と樋口一葉の文学碑があることで知られている。
( 山梨県甲州市  平成29年4月13日 )





 慈雲寺のイトザクラは、昭和46年に甲州市の天然記念物に指定され、平成17年には山梨県の天然記念物に指定された古木です。
 幹の目通り3.2m、樹高15m、枝張りは東西20m、南北18mの巨樹であり、元禄4年の堂宇再建時に植えられたと伝えられていることから、樹齢はおよそ320年です。
 エドヒガンの変種であるこの桜は、枝が大きく枝垂れていることからシダレザクラの名で呼ばれることも多く、花色は薄紅色から濃紅色で、枝ぶりも大きく枝垂れた枝の先端は地面にまで達しています。

 本堂を覆うように咲く姿は見事であり、この日も多くの花見客やカメラマンで人が溢れていました。


























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