星 野 家


( 山梨県大月市  平成29年10月24日 )

江戸時代 五街道の一つとして人や物が行き来した甲州街道。
星野家は甲州街道大月宿の西端にある花咲宿の名主を務めていた旧家です。

星野家は、江戸時代には参勤交代で甲州街道を行き来する大名や幕府の役人が宿泊する本陣であったが、天保6年(1835)に火災で焼失した。
その後再建されたが、再建の年月を示す資料は未発見であるが、嘉永5年(1852)に記された家相図によると、間取りと規模が現在の母屋と一致していて、天保末頃に再建されたと考えられている。

主屋は甲州街道に面している



主屋の前に2っの碑が立っている。1っは本陣であったことを示すものであり、もう1っには「明治天皇花咲御小休所」と記されている。
この主屋は、明治13年(1880)6月18日に、明治天皇が京都へ巡幸の際に御小休所にあてられていた。



東側から見た主屋



西側から見た主屋






主屋の入り口 小さな潜り戸がついている



座敷 欄間の部分には武具が飾られている
(星野家は名字帯刀を許されていた)



明治天皇が休息した座敷




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