宮  崎  家


( 東京都青梅市  平成29年6月20日 )





 宮崎家は、もと北小曾木村(現・青梅市成木)という山村にあったものを青梅市が宮崎家から譲り受けて、昭和53年に青梅市釜の淵公園内に移築復元したものです。
 ごく平均的な一般農民が住んでいた農家で、建築様式からみて1800年代初頭に建築されたものと推定されている。この地方独特の杉皮と茅を交互に混ぜる屋根の葺き方が特徴的であり、国の重要文化財に指定されている。









 囲炉裏のある部屋には間仕切りがなく、炊事、食事、団らんなどの生活の中心的機能が一体となった大きな部屋になっている。昼間でもうす暗い感じになっていて、入り口から入ってすぐの所に風呂場があり、畑仕事から帰ってそのまま土を洗い流していたことがうかがえるとボランティアガイドが説明してくれました。






茅葺屋根に虫が湧かないように煙りを・・・・


 広間の左奥にある押坂と呼ばれる座敷飾りは、床の間の祖形と考えられ現在の床の間のような使われ方をしていたようです。





床の間がある部屋




太い梁と神棚







葺き替えてから30年になる茅葺屋根



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