岩 崎 邸


( 東京都台東区  平成29年11月2日 )


 岩崎邸は、明治29年に三菱財閥岩崎家本邸として造られた。往時は1万5,000坪の敷地に20棟の建物が建っていたが、現在は3分の1の敷地になり現存するのは洋館・和館大広間・ビリヤード場の3棟のみです。
 戦後GHQに接収されたこともあったが、返還後国の重要文化財に登録され現在は東京都に移管され一般公開されている。


洋館の正面玄関



芝生の庭園から見たところ 南側にはバルコニーが付いている



古代ローマ建築を思わせるバルコニーの柱



 洋館は木造2階建て・地下室のある本格的なヨーロッパ式邸宅で、全体的にはイギリス・ルネッサンス様式が取り入れられている。


洋館の内部



客室の天井はシルクの刺繍の布張り



洋館の内部



2階のバルコニー


 和館は洋館と結合して建てられた純和風建築です。完成当時には建坪550坪もあり、洋館を凌ぐ規模でしたが、現在は冠婚葬祭などに使われた書院造り大広間の1棟だけが残っています。


書院造り大広間の床の間



床 の 間



畳廊下と舟底天井



大広間の前の濡れ縁



横から見た濡れ縁



岩崎邸の間取り図


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