( 東京都文京区 平成30年6月7日 )
ビルが建ち並ぶ音羽通から少し上がった高台に芝生の庭を前にした洋館が建っている。この洋館は、鳩山一郎が関東大震災の翌年大正13年に建てた鳩山邸であり、鳩山御殿ともいわれています。 鳩山一郎は後に昭和29年に内閣総理大臣になり、ここを舞台に日本の戦後政治の礎となった自由党(現在の自由民主党)の創設が計られ、また首相として決断した日ソ国交回復の下準備も行われました。 鳩山家は一郎の長男・威一郎は外務大臣になり、孫・由紀夫も総理大臣になり、その弟・邦夫も総務大臣をを務め、四代にわたり政治家を生み育てた家柄です。 |
高祖父鳩山和夫(衆議院議長)が音羽に居を構えたのが明治42年。鳩山一郎によって洋館が完成したのが大正13年。そして、洋館の傷みにより平成7年に大改修を行い、建設当時の面影を忠実に再現して、現在は鳩山記念館として一般に公開されています。 |