田 中 邸


( 埼玉県川口市  平成29年11月15日 )

 田中家では代々嫡男が家督を相続し徳兵衛を襲名していた。2代目徳兵衛が大麦と地下水を利用した麦味噌の醸造業と材も商を始めて、その後の田中家発展の基礎を築いた。
 現在残っている邸宅は4代目徳兵衛が大正12年に建てたものであり、洋館と和館が連なって出来ている。

 洋館は当時埼玉では珍しい本格的洋風建築であり、イギリス式に煉瓦を積んだ壁に化粧用瓦を貼って仕上げられている。




和館は寄棟屋根をのせた数寄屋造りの木造一部2階建ての建物です。
そして、庭園にはたくさんの錦鯉が泳いでいました。




和館の大広間



床の間の横の飾り障子



和室の脇の広い廊下



和 室



洋館の2階に上がる階段



洋館の応接間



洋館の格天井



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