大分県西部の日田は、近世初頭に城下町から商家町へと変遷した。寛永16年(1639)に幕府の直轄地になってからは、九州における政治・経済の中心地として発展した。 南北2本の通りと東西5本の通りによる整然とした町割りを残し、各時代で特色ある多様な建築様式は、変化にとんだ町並みを形成している。 この古い町並みは国(文化庁)の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。 |
江戸時代、日田には御用達商人がたくさんいて、九州各藩に貸し付けた利息によって莫大な利益を得て経済的にも豊かであった。これらの商家が集中していたのが豆田町です。商人の経済力によって町は整備され、今でも古い町並みが残っていて「九州の小京都」とも呼ばれています。 |