足 助

 足助(あすけ)は、尾張・三河と信州を結ぶ伊那街道(中馬街道)にあり、物資運搬や庶民通行の要所として栄えた商家町です。重要な交易物であった塩はここで詰め替えられ、「足助塩」「足助直し」呼ばれていた。明治44年(1911)に国鉄中央線が開通すると物資の輸送基地としての機能は次第に衰退していったが、その後もこの地方の中心地として栄えていた。

 街道沿いに平入りや妻入り屋根の町屋が混在する景観は足助の町並みを象徴する光景です。2階の建ちが高い平入り形式が主流で、白漆喰で仕上げられた外観と相まって重厚な景観をつくり出しています。これらの建物はこの地方の豊富な木材と工匠の巧みな技によるものであり、平成23年に文化庁の伝統的建造物群保存地区に選定されています。  

( 平成27年9月4〜5日 愛知県豊田市足助 )

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 足助の町は、伝統的建造物群保存地区に選定されるとともに、町中の電線を全て地中化した。それと共にテレビも有線にしたのでテレビのアンテナが立っていない。
 電柱や電線がないと町の光景がスッキリして良い。でも、観光客の中には「生活感が感じられない」などと言う人もいるそうです。

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