海  野  宿

 海野宿(うんのじゅく)は寛永2年(1625)に北国街道の宿駅として開設された。北国街道は中山道と北陸道を結ぶ重要な街道であり、佐渡で採れた金の輸送、北陸の大名の参勤交代にも使われていた。
 現在の町並みは江戸時代の旅籠屋造りや、茅葺き屋根の建物と明治以降の蚕室造りの建物とが調和して伝統的な家並みを形成していて、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されてる。

 ( 長野県東御市 平成27年4月26日 )










 約650mに及ぶ街道の中央には堰と呼ばれる用水路が引かれ、そこに石橋がかかっている。道の両側には本陣、脇本陣や外壁面に柱を見せる真壁造り、そして卯建(うだつ)や海野格子と呼ばれる格子は江戸時代のものだそうです。




旅籠屋造り




柱を見せる真壁造りの外壁




防火の役割も果たした卯建(うだつ)




海野格子と呼ばれる格子




堰と呼ばれる用水路と石橋



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