にし茶屋街


 金沢は加賀の一向宗徒が1516年に金沢金堂と呼ばれる寺院を建立したことに始まる。その後、1583年に前田利家が金沢城に入城し城下町金沢の基礎が築かれた。

( 金沢市  平成29年5月16日 )



 西茶屋街は、野町二丁目にある茶屋街であり、金沢三大茶屋街(ひがし茶屋街、主計町茶屋街)の一つに数えられている。
 文政3年(1820) 加賀藩12代藩主前田斉広の公許を得て、ひがし茶屋街と共に誕生した。現在でも料亭や芸者置屋が建ち並び、藩政期の雰囲気が漂っている。
 ちなみに、ここは大正時代から昭和初期にかけての小説家 島田清次郎が幼少の頃に過ごした地でもある。
  






















西 茶 屋 資 料 館
 西茶屋資料館は茶屋街の一角に建っていて、建物は「吉米楼(よしよねろう)」跡地に当時の造りを再現したものである。「吉米楼」は、大正時代に小説家 島田清次郎が生まれ育った家であり、小説『地上』の舞台となった場所でもある。
 建物は、2階建て構造の日本家屋で1階は島田清次郎に関するものが展示してあり、2階には金屏風や漆塗りの装飾品、扇子や三味線など茶屋街当時の品が展示してある。


紅殻壁(べんがらかべ)のお座敷


  
太 鼓                  三味線



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