( 青森県弘前市   平成27年7月6日 )

 弘前は津軽平野の南部にあり、慶長年間(1596〜1614)に城下町が形成され、寛永5年(1628)に弘前と称された。現在の仲町は武家町の一部であり、道に面して生垣を植えて、薬井門を開き、その奥に茅葺きや板葺き屋根の主屋を配して、武家町を構成している。地割は江戸時代のままに伝えられていて、江戸時代末頃の主屋も残っている。
 仲町地区の一帯は、昭和53年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。  










 弘前城の城下町は、弘前城を四方から取り囲むように配置されている。現在は搦手門になっている北門(亀甲門)が当初の弘前城の大手門であり、その北側に亀甲町と呼ばれる町人町を挟んでいくつかの侍町が配置されている。この侍町を仲町と呼んでいる。
 仲町は、往時の地割りを踏襲していて、道沿いに連続するサワラの生垣や昔ながらの門、黒板塀が往時の町並みの様子を醸し出している。















 武家町とはかなり趣が異なる侍町(仲町)と隣り合わせの商人町の光景
 道路を挟んだ所は、弘前城の掘割りです。 











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