( 平成26年9月10日 栃木県栃木市 )
蔵の街とちぎは、日光例幣使街道の宿場町として、また江戸との舟運で栄え、小江戸とも呼ばれていて独特の風情が感じられる町です。 |
塚田家は江戸時代後期の弘化年間(1844〜1848)から木材回漕問屋を営んできました。当時は木材を筏に組んで巴波川(うずまがわ)を経由して、行きは一昼夜、帰りは三日三晩をかけて江戸深川の木場まで木材を運んでいました。 巴波川の川面に影を落として並ぶ八つの白壁土蔵は、ここに泳ぐ鯉とともに栃木の代表的な風景になっています。 |
日光例幣使街道 小江戸の風情が今なお感じられる日光例幣使街道。その一部である嘉右衛門町は、江戸末期から昭和初頭の街並みが残っていて、昭和24年に栃木県内では初めての重要伝統的建造群保存地区に指定されました。 |
横山家は、お店の右半分で麻問屋、左半分で銀行を営んでいた明治時代の豪商でした。両袖切妻造の建物には当時を偲ばせる帳場などが再現されています。 |
油伝(あぶでん)ーー味噌醸造元 江戸時代の天明元年(1781)に初代油屋伝兵衛が油店として創業。その後幕末に何代目かが味噌の醸造を始めて、現在まで引き継がれている。国産大豆を原料に、蔵で明治時代から使っている木製の樽で天然熟成させているそうです。 |