JR京浜東北線鶴見駅から京浜工業地帯を縫うように走っている鶴見線。そして、鶴見駅から6番目の駅武蔵白石駅から京浜運河に向かって一直線の線路が延びているのが大川線。起点の武蔵白石から終点大川駅までの営業キロ数はわづか1.0キロしかない。 この電車に乗ろうしたら、武蔵白石の隣の安善駅からでなければ乗れない。国鉄が民営化した頃から電車が大型化したため武蔵白石駅のホームがカーブしているため停車出来なくなってしまったため。 |
武蔵白石駅から徒歩15分程で着いた大川駅
大川駅は、鉄ちゃん・鉄子さん(鉄道マニア)の間では都会の秘境駅として密かな人気があるらしい。老朽化した駅舎の無人駅で、付近には全く人の気配がない。人家もなければ商店もないし自動販売機すらもない。 電車は朝方に4本、夕方に5本しかない。さらに、休日は朝方に2本、夕方には1本しかない。つまり休日には8:16に乗り遅れると10時間待ちの18:01で、これが終電です。まさに秘境の終着駅です。 |
鉄道の終着駅には普通は車止めがあるのだが、大川線にはこれがない。線路が鉄さびを帯び架線がなくなってその先は雑草が生い茂っているだけの寂しい大川線の終着です。 |
でも、こんなに寂しい駅でもすぐ近くに公園があり、その公園前からJR川崎駅へのバスが日中でも1時間に2本ほど出ています。 公園のベンチには猫が我が物顔に寝そべっていました。京浜工業地帯の一画の長閑な光景でありました。 |