( 平成30年6月22日 横浜市金沢区 )
金沢山(きんたくさん)称名寺は、金沢北条氏一門の菩提寺である真言律宗のお寺です。 鎌倉幕府の要人・北条実時が正嘉2年(1258)に六浦金沢の屋敷内に建てた持仏堂が起源とされていて、実時の孫・貞顕の時代には三重塔を含む七堂伽藍を配した大寺院として全盛期を迎えたが、鎌倉幕府の滅亡とともに金沢北条氏も滅び寺運も衰退した。 その後、江戸時代に入ってから大幅な復興が実現し、現存する建物が造られました。、 |
仁王門を入ると、阿字が池を中心に中之島・反橋・平橋を配した「浄土庭園」が広がっています。浄土庭園の向こうには金沢三山(金沢山・稲荷山・日向山を背に金堂・釈迦堂・鐘楼(称名晩鐘)があります。 |
安藤広重の金沢八景の中の一枚が「称名の晩鐘」として描かれています。江戸時代末期の作ですが、右の高くなっている金沢山に点在しているのが称名寺であり、その手前が山門のようです。 現在の梵鐘は金属部分に傷みが生じていて突くことは出来ないようです。 |