鎌  倉


( 平成29年11月19日 )

 晩秋の一日、久しぶりに鎌倉を散策しました。
 先ず、鶴岡八幡宮へ行ってみた。相変わらずの人出である。




 3代将軍源実朝を暗殺した公暁が隠れていたと伝えられている大銀杏は、平成22年に倒れてしまいました。倒れた大銀杏は樹齢1千年ともいわれていた。その幹は切断され、すぐ近くに移植されて今その根元には若葉が芽吹き、元々の所には新しい銀杏が育っているが、元の大木になるには数100年もかかるのだろう。
  


 舞殿では結婚式が行われていて、巫女さんが三三九度の盃で新郎新婦にお神酒を注いでいる。その脇では伶人が雅楽演奏していて厳かな雰囲気を漂わせている。





源氏池では早くも一本の木か紅葉していて真っ赤になっている。





源氏池の傍の石にリスが現れた



 御朱印所に何人もが列をつくっていて、年配者に混じって若い女の子が何人も並んでいる。最近、若い女の子のあいだでご朱印を集めるのが静かなブームになっているようで彼女らは「ご朱印ガール」と呼ばれているそうだ。
 列に並んで参拝の記念に御朱印をいただく。黒々と墨書きされた毛筆の文字は見事で、まるでアート。




 鶴岡八幡宮から鎌倉駅に戻り、江ノ電に乗って長谷観音に向かった。ここも観光客で大賑わいである。やっと人の波が途絶えるのを待って写真を撮ったが、山門の大きな赤い提灯が鮮やかであった。ここは紅葉の名所であるが、少し早すぎたようで紅葉している木はなかったです。



本堂脇に咲いていた冬さくら



 長谷寺は何度も訪れているが、これまでに書院に入ったことはなかった。今回初めて書院の門を潜ってみた。
 ここは写経場であり予め申込みをしなければならないので書院の中には入れなかったが、竜安寺を思わせる石庭が素晴らしかった。







長谷寺の御朱印



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