大谷石採石場地下空間

 約2,000万年前、日本列島が海中にあった頃、火山が噴火し火山灰や軽石が堆積して大谷石が誕生した。石材としては、約100年前に採石が始まり、大正時代に入って地下掘りの技術が本格化して現在に至っている。
 地球が生成した大谷石を人の手によって切り出し、生み出された地下空間が公開されている。

( 平成28年8月16日 )



 JR宇都宮駅からバスに乗って30分ほどで着いた大谷石採石場は夏休みなので多くの人で賑わっている。
 入場料700円を払って採石場跡地の地下へ入って行くと、そこは気温は15℃、外の暑さがウソのような涼しさだ。




 現在では機械を使っての採石だが、大正から昭和時代にかけての手掘りの壁面が残っている。見上げると天井が高い、6〜7階建てのビルぐらいの高さがある。支えになるような鉄骨などはなく天井が落ちないだろうか。




 外の気温は30℃を越えているが、この地下空間の気温は15℃でひんやりしている。念のために羽織るものを持参したが、これを着ることはなかった。
 ここではカメラの三脚の使用が禁止されている。カメラのISO感度を最大にし、手すりや大谷石の壁に寄りかかってシャッターを押したが、撮った写真はかなりブレている。





大谷石の壁を背にしたオブジェ



照明に照らされてオブジェが不思議な雰囲気を醸し出している


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