ソウル&スウォン

インサドンの路地裏の店
 ソウル近郊の山ブッカン山から下山後、クパパル(旧把撥)駅で地下鉄に乗った。30分ほどで景福宮駅に着き、景福宮、民族博物館、曹渓寺などを観てからインサドンキル(通り)へ行った。この通りは骨董品・茶道具・木工・金属品など昔の香りが滲み出てくるようなものを売る店が軒を連ねている。
 この通りの細い路地を入った所にある飲み屋に入った。店構えはお世辞にも綺麗といえず、日本だったらさしずめ山谷か釜が崎のドヤ街にあるような店だ。ところが、店内はスーツ姿の若者やカップルさらに若い女の子だけのグループもいて、飛び交う言葉はハングルばかり。おそらく外国人は我々3人だけだったろう。出てきたものはつまみの揚げホッケと洗面器のような桶に入ったマッコリ(濁酒)。油で揚げたホッケはマッコリと合い、大変美味しかった。


スウォンの水原華城
 ソウルから南へ約40キロ、スウォンファソン(水原華城)は世界遺産に登録されている。華城は朝鮮王朝時代の1796年に築城されたもので、城郭の周囲は総延長5.7キロもあり石材とレンガで築かれている。
 城郭内は現在市街地化しているが、城郭には楼門や西将台と呼ばれる41の建造物が建っている。城郭を周遊する遊歩道では王朝時代の衣装を身に着けた青年が観光用のために歩いている。
 楼門の手前でNHKのソウル支局が世界遺産の取材をしていて、たまたま通りかかった我々がこの城郭の感想を聞かれるといったハプニングがあった。


韓国のおまわりさん
 スウォンの駅前で観光案内所を探した。持参していた地図がおおまかな地図だったので場所が分からない。たまたま出会ったおまわりさんに聞いたら、横断歩道橋を渡って案内所が見える所まで案内してくれた。とても親切。
 景福宮を観光してから道路に出ると、盾を持った機動隊員の集団に出くわした。よく見ると反対側の道路には窓にネットを張った機動隊の車が駐車している。ここは韓国の大統領府「青瓦台」が近い。政府の要人か外国の賓客の警備なのだろうか。インサドンへ向かって歩いていくと、あちこちに230人の集団が待機しているが、どの顔も学生と見紛うような若い機動隊員だった。


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今回のソウルでの3日間は概ね次のようなものであった。
1日目 羽田を深夜0時に離陸、インチョン空港着後ホテルで仮眠してからブッカンサン登山 その後、ソウルに戻って市街地の観光とぶらぶら歩き
2日目 スウォンで水原華城と民族村の観光後、インチョン空港へ
3日目 深夜3時過ぎの飛行機で羽田着朝5時半

ものすごい強行日程でありました。でも、充実の3日間でありました。