羽田空港を飛び立ったボーイング737は定刻8:40に八丈島空港に着陸した。機内から眺めた八丈富士は山頂部分が厚い雲に覆われている。 あらかじめ予約してあったレンタカーで、八丈富士の7合目を周回する通称「鉢巻道路」にある登山口(550m)へ。野生化した野ヤギ対策のためのフェンスのゲートをくぐり、溶岩で造られた階段を登って行く。この階段は1280段、高低差約300mのお鉢めぐりの分岐点近くまで延々と続いている。 分岐点に着く頃から霧が深くなり、視界は50mぐらいしかない。まだ雨にはなっていないが、霧でメガネがくもってくる。分岐点からのお鉢めぐりの道はほぼ平坦な道であるが、所々に火山であることを思わせる亀裂がある。分岐から20分ほどで着いた山頂には二等三角点が設置されていて標高854.3mの八丈富士山頂の標識も立っている。晴れていれば海を眺めたり火口を見ながらお鉢めぐりの一周をするのだが、この天候では何も見えないので記念の写真を撮ってから下山することにする。 分岐点まで戻って、ここから火口に10分ほど下った所に浅間神社がある。ここにはご神木と小さな石の社に玉石が奉納されているのでお賽銭をあげてお参りをする。 ふたたび分岐点に戻り、長い階段道を下って行く。途中、ほんの数分間だったがスコールのような雨になったものの、登山口に下りた時には雨は上がっていた。 この後、八丈富士中腹のふれあい牧場で放牧されている牛を眺めながら昼食。食後、西山と呼ばれる八丈富士に対する東山・三原山へ車で移動。林道が山頂直下まで延びていてほんの数分で山頂に着いてしまった。 翌日は玉石垣や歴史民族資料館などを観光し、無料の混浴露天風呂に浸かったりして八丈島への旅を終えた。 今回の八丈島行きは、来年3月に会社を定年退職する山仲間T君のちょっと早めの卒業記念に、八丈島の二っの山に登り温泉に浸かろうというプランで、山仲間が8人集まったものであった。 (平成20年10月10〜11日) |
そ の 他 の 写 真 |
八丈小島 | 玉石垣の道 | |
歴史民族資料館(島流しの資料館) | 玉石垣 | |
ブーゲンビリア | ハイビスカス |