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蓬莱橋 徳川幕府が倒れ、明治2年(1869)徳川幕府を護衛していた武士たちが、大井川右岸 牧之原台地を開拓してお茶作りを始めた。当初は苦労の連続であったが、お茶の栽培は順調になり人々はお茶の出荷と共に島田へ出かけるようになってきた。島田へは川の流れが速い大井川を小舟で渡ならければならず大変危険であった。 そこで、時の静岡県令(現在の県知事)に橋を架ける願いを出し、明治12年(1879)に蓬莱橋(ほうらいばし)が架橋された。 しかし、蓬莱橋は木橋であるため大井川の洪水の度に被害を受けてきた。そこで、昭和40年(1965)に橋脚をコンクリートに代えて今日の姿になった。 全長897m、通行幅2.4mの蓬莱橋は平成9年(1997)に「世界一長い木造歩道橋」としてギネスブックに認定された。 2016年夏に青春18きっぷで東海道線島田まで行き、駅前でレンタサイクルを借りて蓬莱橋の左岸の自転車置き場に駐輪した。この橋は昔から「賃取り橋」と言われていて、今でも渡橋料“人も自転車も一律に100円”を払わなければならない。 |
平成28年8月 |
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